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エネループ〜パナソニックの失敗
今週のライブジャポン。テーマは「エネループ〜パナソニックの失敗」です。



4月末から乾電池型充電池eneloop(エネループ)のデザインが変わる事になりました。ところがこの新デザインが「改悪」だとして消費者からブーイングが起きました。
ちょっと面白い現象だったのでウザくなってしまいますが長文で書き記しておこうと思います。ちなみに4コマ漫画の内容とは全く関係ありません。
新旧デザインの比較した写真がこちら→ 家電Watch
これを最初に見た時、私はエネループを使っていないこともあり「デザイン変わったんだ。『これじゃ社名がわかんないでしょ!』って販売営業の視点からダメが出たのかな」くらいにしか思いませんでした。
しかし2月28日の私のツイッターのタイムラインには「エネループの新デザインダサい」「絶対買わない」「ひどすぎる」といったコメントが常にあがって来、驚きました。「世間ってこんなに商品デザインに愛情と関心があったのか」と。
ネット上には「俺ならこうするね」的な新デザインの提案まで出て来てそれがtogetterにまとめられており、消費者の怒りの深さを窺わせます。→「新エネループが不評?ならばこうだ!」デザイン案まとめ

なんでこんなに騒ぎになってんの?と思ったわけですが、
今回のデザイン変更の背景には、もともとのメーカーである三洋電機がパナソニックの子会社になったことがありました。つまりエネループというブランドは三洋が生んだものですが、現在はパナソニックの手に渡っているのです。
そこにきてeneloopという商品名をちっさ〜くして臆面もなく買収元であるPanasonicの社名をデカデカと載せる新デザイン。単純な見てくれの下がり具合に加えて、このデザインの「大人の事情」臭のドギツさがここまで大きな反発を生んだ原因だと思います。
漫画界に無理矢理例えると、小学館が集英社を買収した後、少年ジャンプの表紙のジャンプの部分を消してそこに小学館とデカく書くようなもの。それを見たジャンプ読者がどう感じるかってことですね。ライブジャポンのコメント欄でも賛否両論があり「こんなことで買わなくなるなんで信じられない」「いや、もしポルシェをフォルクスワーゲンが買収してPORSCHEのロゴを消してVWと入れたらお前等どう思うんだ?」といったやりとりが見られます。
それを理解してから先述の「新エネループが不評?ならばこうだ!」デザイン案まとめを見直すと、デザイン案を提示している人々の怒り、やりきれなさ、あきらめからちょっと切ない笑いへと移ろっていく感情が見えてきて味わい深いです。
まあガハハオヤジの発想で気の利いたデザインやコンセプトが蹂躙されていくのは世の常ですよね。男ってそういう生き物だし。
また今回は単純に「充電池なのにこれじゃ普通の乾電池と見分けがつかなくなった」という使い勝手の悪さもあるようです。
世間の大勢は「電池なんか使う時は箱の中に入って見えないんだからどうでもいいじゃん」レベルだろうというのが私の(そしておそらくパナソニックの)認識だったわけですが、大きくはずれていた感があります。でもそれで良かったなとも思います。
カテゴリ:Live Japon | 14:48 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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