随分前のことになりますけど、Tシャツのデザインを頼まれてやったことがあります。参考記事→「ニャッハー!Tシャツ発売!!」(日付を見たらもう2年も前!)当時は自分なりに考えて作ったのですが、時間が経つにつれ自分のセンスの無さをしみじみと感じるというか、今となっては「あんなTシャツ作ってもらっちゃって、在庫もダブついていることだろうし、悪いことしたなぁ」と思い出す苦い一品となっていました。
そんな折りに販売元のマッシリアブルーさんから「7月のマルセイユでのイベントでTシャツが売れました」とご連絡をいただき、買った本人の写真を見せていただきました。以下の写真はご本人に掲載の許可を頂いたものです。
似合っている!似合い過ぎている!
本人も見るかも知んないから英語で書くと、He looks really nice with the T shirt!
セクシー!クール!イケメン!
君はプロのモデルなのかい?っていうくらい似合ってる。
聞けば、彼はゲームオタクで日本には全く興味がないそうです。
それを聞いた時、思わず膝を打ちました。ゴール地点の見えないままにデザインしたTシャツでしたが、まさか外国人のオタクが着ると似合っていたとは。正に「貴方が、貴方が運命の人だったんですね!」という思いでした。仮にエルメスやヴィトンのシャレオなTシャツがあったとしても、彼等のスタイルを体現することはできない。こんなTシャツが生かされる、意外な場もあるんだと。
コロコロコミックのTシャツとアラレちゃんのキャップで身を包んだガリガリガリクソンのコーディネートを思い出してもらうと伝わるかもしれません。まさに日常着であり戦闘服。
思いがけないところにマーケットがあったなと、目から鱗が落ちました。ありがとう!
ちなみに彼に「彼女いるの?」と質問したところ「特定の彼女を作るより、沢山の女と遊んでいた方が今は楽しいからね」と「どの口がそういう事を言っとるんじゃ!」と突っ込みたくなるようなことをサラリと言ってのけたそうです。フェロモン全開!やはり男はいつだって気高くありたいものです。